第40回オークション The 40th Auction

金 俊来 / Kim Junrae

1979年 韓国生まれ
現 在 京都市立芸術大学大学院 美術研究科博士課程漆工専攻 在学中

毎日新しいものが生まれ、変わってゆく今の時代。 呼伝統が持つ意味とイメージも大きく変化しています。伝統は単に守られるべき対象ではなく、新たに解釈し発展させなければならない文化的アイコンとして認識されるようになってきています。
このような時代の流れの中で、漆はどういう形を持たなければならないのか。時代に合った新しい解釈の必 要性のため、漆に関わる作家・職人は伝統技法を生かし、同時に新たな試みを通じて、漆の可能性を探求しています。
漆といえば、つやのある黒い表面に蒔絵や螺鈿などで 装飾されたとても高級な工芸品のイメージをもつ素材 です。しかしながら、その技法は黒や赤漆以外に絵画的な表現力を持っている技法もたくさんあります。私はその多彩な塗り技法を生かし、既存のイメージにとらわれず、カラフルなイメージの作品を制作しており、
漆が持つ表現力の可能性を広げていきたいと考えています。

受賞歴

  • 2014年  「次世代工芸展」審査員建畠晢賞
  • 2014年     芸文京展 入選
  • 2015年      ART MEETS ARCHITECTURE COMPETITION 2015 入賞

個展

  • 2014年    From sun to child:美しい漆の世界へ

グループ展/公募展

2013年
Re:Craft展
清州国際アートフェア、韓国
会津まちなかアートプロジェクト
次世代工芸展
尺トリ遊び展
2014年
「森のカタチ2014」展
三菱商事アート、ゲートプログラム奨学生展
会津まちなかアートプロジェクト
次世代工芸展
藝文京展
2015年
漆芸の未来を拓一生新の時2015

『お花を食べている鯨さん』
木に漆
2014年 45×38cm