来週末11月27日(土)秋季特別オークション開催! 藤田嗣治・【某氏旧蔵 中国美術コレクション】出品

2021/11/16

 来週11月27日(土)、新橋オフィスにて秋季特別オークションを開催いたします!
 今回コラムでは、注目の出品作品についてご紹介いたします。

Lot.36
Léonard Foujita (藤田 嗣治)

≪Jeune Fille aux Chats (猫を抱く少女)≫


 画家が愛する子どもと猫、背景には馴染み深いパリの風景を描いた1枚。繊細な描線、輝くようになめらかな画面、計算された色彩と構図、猫のしぐさに対する観察眼など、フジタの魅力を堪能できる名品です。
 本作のほかにも、Lot.35 ≪婦人と猫≫Lot.37≪聖母子≫、版画ではLot.1≪黒い猫(『猫十態』より)≫が出品されます。美女・子ども・キリスト教・猫といった、画家を語るのにかかせないモチーフがそろいますので、ぜひご注目ください。

Lot.38
鴨居玲

≪ヴァイオリン≫


 陰影の落ちた画面のなかで、人間、ときには画家自身の内面を投影した鴨居玲。その独特な世界観と強烈なメッセージは、今なお多くの人々を惹きつけています。
 今回出品作は、画家の複雑な心境を思いおこさせる、老いた演奏家を描いた≪ヴァイオリン≫、数少ない風景画であるLot.39≪ローマの裏町≫、画家らしい陰鬱と鬼気がこもったLot.40≪おじいさん≫の3点です。以前のオークションでも、鴨居作品は大変人気を集めており、今回も一層の躍進が期待されます。

Lot.130-318
某氏旧蔵

中国美術コレクション


 絵画・書・明器・陶磁器など189点にのぼる、ヴァリエーション豊かなコレクションです。
 明器とは副葬品のことで、中国では古くから盛んに作られました。死後の世界でも生前と変わらぬ生活ができるように願い、人物・動物像のほか、家財のミニチュア、魔よけのための神将像・魌頭、神話を題材にした作品があります。唐代にはふくよかな美人像や、西域から来たラクダや胡人など、当時の流行を反映した文物が、鮮やかな唐三彩で作られました。

 今回オークションでも、インターネットを使ったライブビッドシステムでのご入札をご利用いただけます。当日オークション会場に来場されなくても、お手持ちのスマートフォンやパソコンから、リアルタイムでオークションにご参加が可能です。
 ライブビッドでの入札をご希望の方は、手続き等がありますので、利用ガイドをご確認のうえ、11月26日(金)17時までにお申し込みください。
 皆様のご参加をお待ちしております。

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秋季特別オークション
■開催日:2021年11月27日(土)11:00~
■下見会:
11月24日(水)10:00-18:00
11月25日(木)10:00-18:00
11月26日(金)10:00-15:00
■会場:アイアート株式会社 (東京都港区新橋5-14-10 新橋スクエアビル 3F)