今週末、第68回オークション開催!ピカソ・ビュッフェ・杉山寧などが出品!

2021/04/20

 今週末4月24日(土)11時より、第68回オークションを開催いたします!
 今回オークションから、インターネットを使ったライブビットシステムでのご入札が可能となります。当日オークション会場に来場されなくても、お手持ちのスマートフォンやパソコンから、リアルタイムでオークションにご参加いただくことができます。
 ライブビッドでの入札をご希望の方は、手続き等がありますので、利用ガイドをご確認のうえ、4月23日(金)15時までにお申し込みください。
 ライブビットの使用方法について、動画でのご紹介もしております。ぜひこちらもご確認ください。
 コラムでは、先週に引き続き、今回オークションの注目作品をご紹介いたします。

Lot.77 杉山 寧≪灔≫
「鯉を描かせたら、この画家の右に出る人はいない」といわれた杉山寧の、水中を泳ぐ鯉3匹の姿を描いた作品です。卓越した描写力と優れた構成感覚により、モチーフの存在感と、悠久の時の流れにも似た、静謐な空間が画面に広がります。画家を象徴する、簡潔明朗な強さと清朗な気品を味わうことができる1作です。

Lot.66 速水 御舟≪鮠≫
 速水御舟は、日本画の革新が唱えられた大正・昭和に活躍し、日本画のモダニズムをけん引しました。本作の魚のしなやかさや軽やかなヒレの表現からは、ひたすら対象を追求した御舟らしさがにじみます。一見、東洋古来の水墨画を思わせる画面ですが、淡い彩色や細やかな描写からは、清新なモダンさがうかがえます。

Lot.126 André Villersアンドレ・ヴィレール)≪ピカソと知人達のポートレート 全13枚≫
 ヴィレールは、1950年代からパブロ・ピカソのポートレートを撮影し、共同制作も取り組んだ写真家。今回出品作ではピカソだけでなく、ピカソの妻ジャクリーヌ・ロックや知人たちとともに過ごす姿を撮影し、画家の私的な面も垣間見ることができます。

Lot.51 歌川 広重≪保永堂版 東海道五十三次 五十五枚揃≫
 江戸日本橋から京都三条大橋、その間の53の宿場の風景を描いた本作は、歌川広重の出世作となり、浮世絵に名所絵(風景画)というジャンルを確立しました。各地の景色や名物を伝えながら、その独特の構図や雨風の表現は、海外からも高く評価されています。

 その他にも、洋画ではピカソやビュッフェ、ブラジリエ、ルノワール、日本画では横山大観や上村松園、また工芸やコンテンポラリー、ジュエリーなどおよそ290点以上が出品されます。
 皆様のご参加をお待ちしております。

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第68回オークション
■開催日:2021年4月24日(土)
■下見会:
4月21日(水)10:00-18:00
4月22日(木)10:00-18:00
4月23日(金)10:00-15:00
■会場:アイアート株式会社 (東京都港区新橋5-14-10 新橋スクエアビル 3F)