【日本アート評価保存協会】4月17日福島県三春町にて『雪村シンポジウム2021』が開催されます

2021/03/29

 先日、東京では桜も満開を迎え、春も本番となってきました。
 来月4月17日(土)福島県三春町にて、『雪村シンポジウム2021がアイアートの関連会社【一般社団法人 日本アート評価保存協会】の主催で開催されます。
 戦国時代の16世紀ごろに活躍した画僧、雪村周継(生没年不詳)は東国各地を遍歴し、晩年は現在の福島県三春町に小庵を構え、過ごしたと伝えられています。
 中国画を学び、水墨画に新境地を拓いた雪村の画風は、狩野山雪や尾形光琳、横山大観などに時代を越えて大きな影響を与えました。現在、その作品は欧米の有名な美術館などにも所蔵され、世界的に高い評価を受けています。
 個性的でユーモアあふれる雪村の遺作は200点を超えますが、いっぽうで雪村について記す同時代の文献資料はほとんど無く、日本美術史の上で不思議な存在です。
 今回シンポジウムでは、雪村ゆかりの地で、今までの雪村研究を振り返り、雪村の遺した作品がわたしたちの時代に、どのような意義をもつのかを考える機会になります。

 福島県三春町といえば、日本三大桜であり天然記念物である「三春滝桜」でも知られています。シンポジウム当日は満開を過ぎたころですが、雪村も眺めたかもしれない樹齢1000年を超える巨桜の姿を楽しんでみてはいかかがでしょうか。

 本シンポジウムはご予約制となっております。ご参加をご希望の方は、事務局までお申し込みください。(※新型コロナウイルス感染拡大の際は、シンポジウムを中止する場合がございますので、事務局ホームページで確認の上ご参加ください。)

 (【一般社団法人 日本アート評価保存協会】とは…
 美術品の公正・適正な価値を提示し、美術品の健全な市場を形成するための施策を総合的に考え、実行していくために設立。多くの方々が安心して市場に参加できるよう、美術に対する正しい知識と情報を提供しています。
 協会は日々、美術品の時価額での評価査定、全国の美術展覧会の評価および表彰、日本美術の普及・啓蒙など幅広い活動を行っております。また定期的に、若手コレクターの育成事業の一環として、芸術家や美術館関係者など、アート業界で活躍されている皆様を講師に迎え、スペシャルトークも開催しております。

 次回第68回オークションは、4月24日(土)に新橋オフィスにて開催いたします。
 オークションカタログは4月上旬完成予定ですので、もうしばらくお待ちください。
 皆様のご参加をお待ちしております。

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第68回オークション

■開催日:2021年4月24日(土)
■下見会:
4月21日(水)10:00-18:00
4月22日(木)10:00-18:00
4月23日(金)10:00-15:00
■会場:アイアート株式会社 (東京都港区新橋5-14-10 新橋スクエアビル 3F)