春季特別オークション落札結果 藤田嗣治作品が9,000万円で落札!

2020/06/12

 先日6月6日(土)、春季特別オークションが開催されました。
 緊急事態宣言で当初予定が延期となりましたが、オークション当日は多くのお客様にご参加いただき、お陰様で盛況で終わることができました。
 落札価格トップ5は以下の作品です。

Lot.89
Léonard Foujita (藤田 嗣治)
≪La Partie de Colin-Maillard (目隠し遊び)≫ 9,000万円


Lot.109 
Marc Chagall (マルク・シャガール)
≪Vence ou Les amoureux à l’âne≫ 3,600万円

Lot.111 
Pierre-Auguste Renoir (ピエール=オーギュスト・ルノワール)
≪Buste de femme≫ 3,500万円

Lot.155 
≪8.97ctアレキサンドライト ダイヤモンド リング≫ 1,000万円

Lot.105 
Bernard Buffet (ベルナール・ビュッフェ)
≪Roses jaunes et lys blancs(黄色の薔薇と白い百合)≫ 850万円

 カタログの表紙を飾ったLot.89は、藤田嗣治の回顧展にも出品された、画家の青年期の作品です。オークションではみるみる値段があがり、当初エスティメイトを大幅に超える結果となりました。藤田嗣治の作品は没後50年が経った現在でも人気が高く、2018年に海外オークションで藤田の油彩画が10億円で落札されたのは記憶に新しいです。今後のオークション動向が期待される画家の1人であることでしょう。
 他にも、独特の人物モチーフを描き、国内外で個展を開催する加藤泉の作品4点が出品され、いずれもオークション前から注目を集めていました。当日も激しい競り合いを見せ、結果4点とも当初エスティメイト上限の2~4倍の値段で落札されました。海外からの問い合わせも多く、日本人アーティストの人気の高さがうかがえます。

 次回オークションは【某氏旧蔵コレクション】として、7月4日(土)開催予定です。
個人の方が長年蒐集されたコレクションには、近代日本画・洋画の名だたる画家の優品や、アール・ヌーボーのガラス作品、日本・中国・韓国の工芸品など、選りすぐりの作品が揃っております。充実したコレクションをぜひお楽しみください。
 カタログはすでに完成しており、オンラインカタログも公開されておりますので、こちらもご覧ください。
 皆様のご参加をお待ちしております。

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〈某氏旧蔵コレクション〉

■開催日:2020年7月4日(土)13:00-
■下見会:
7月1日(水)10:00-18:00
7月2日(木)10:00-18:00
7月3日(金)10:00-15:00
■会場:アイアート株式会社 (東京都港区新橋5-14-10 新橋スクエアビル 3F)