今週末開催!第60回オークション注目作品

2019/11/26

 今週末11月30日(土)に、2019年内最後となる第60回オークションを開催いたします。
 今回コラムでは、巨匠ルノワールの油彩画2点など、注目作品をご紹介いたします。

Lot.130 ≪Oedipe roi (テーバイのオイディプス王)≫
Lot.131 ≪Buste de femme nue-fragment≫
 いずれも、Pierre-Auguste Renoir (ピエール=オーギュスト・ルノワール)の作品です。
 Lot.130はギリシャ悲劇「オイディプス王」の一場面を題材にした作品で、豊かな色彩を用いて、古典の傑作の威厳をルノワールらしく伝えています。
 Lot.131はルノワールの代名詞である裸婦像です。柔らかくおおらかな筆致で描かれ、裸婦の穏やかな笑みが魅力的な一枚です。

Lot.127 Bernard Buffet (ベルナール・ビュッフェ)
    ≪Forêt de Mormale, lever du soleil en Automne (樹のある風景)≫
 タイトルの「Forêt de Mormale」とはフランス北部の森林で、本作では秋の風景が描かれています。日の出の光に照らされ、木々が黄金色に輝く様子が印象的です。本作を描いた1974年頃、ビュッフェは黄色を主体とする森の光景をいくつも描きました。

Lot.126-2 Jean-Pierre Cassigneul (ジャン・ピエール・カシニョール)
     ≪Le Camélia(カメリア)≫
 リンクスのコートを羽織り、白い椿の花を添えたエメラルドグリーンの帽子を被る、ファッショナブルな女性が描かれた一枚です。カシニョールらしいエレガントさを漂わせる本作は、展覧会にも出品されています。

Lot.32 小磯良平≪素描 全452点≫
 小磯良平は、人体を正確に描写するだけでなく、人物を調和のとれた群像として構成する伝統的な西洋絵画を最もよく理解した洋画家の一人です。それを可能としたのが、小磯の優れたデッサン力で、今回出品作からも画家の卓越した技量がうかがえます。

 その他にも、モイーズ・キスリング(Lot.128)やラウル・デュフィ(Lot.129)の油彩画、ピカソのセラミック(Lot.132Lot.133)やルーシー・リーの白釉鉢(Lot.165)、ジュエリーでは、カルティエ≪エメラルド ダイヤモンド ピアス≫(Lot.359)・≪3.81ctサファイア ダイヤモンド リング≫(Lot.360)など、全387点が出品されます。
 オークション前には、作品を直接手にとってご覧いただける下見会も開催いたします。
 皆様のご参加、ご来場をお待ちしております。

 第60回オークションは11月30日(土)に開催いたします。
 オークション前には、11月27日(水)~29日(金)にかけて下見会も開催いたしますので、ぜひご来場ください。

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〈第60回オークション〉

■開催日:2019年 11月30日(土)11:00~
■下見会:
11月27日(水)10:00 – 18:00
11月28日(木)10:00 – 18:00
11月29日(金)10:00 – 15:00
■会場:〒105-0004 東京都港区新橋5-14-10 新橋 スクエアビル3F