今週末12月7日(日)第92回オークション開催!【レンピッカ・ユトリロ・ビュッフェなどが出品!】

2025/12/02NEW

 今週末12月7日(日)、新橋オフィスにて第92回オークションを開催いたします!
 2025年最後のオークションも、多彩な作品が目白押しです。コラムでは注目作品をご紹介いたします。

 
Lot.141 Tamara de Lempicka (タマラ・ド・レンピッカ)
《Bouteille de vin et Oignons》
 大胆で力強く、スタイリッシュな作風の女流画家レンピッカは、現代でも歌手のマドンナが長年コレクションし、ミュージックビデオでもその作品を登場させるなど、今なお色あせぬ独特の魅力をそなえています。奇しくも今年はアールデコ100年として20世紀前半の芸術が再注目されており、当時最先端のモードを反映してアールデコ期を代表する画家であったレンピッカの作品に、本オークションでもご注目ください。

 
Lot.144 Maurice Utrillo(モーリス・ユトリロ)
《Château de Mousseaux-sur-Oise》
 本作は、ユトリロの時代区分において『色彩の時代』と呼ばれる1927年に描かれました。なにげない風景に独特の哀愁と詩情をこめて描いたユトリロは、本作を描いた翌年にフランスの最高勲章である「レジオン・ドヌール勲章」を受章しています。
 今回ほかにも、ユトリロと同時期に活躍したモイーズ・キスリング(Lot.142)マリー・ローランサン(Lot.143)など、エコール・ド・パリの画家の作品が出品されます。

 
Lot.138 Bernard Buffet (ベルナール・ビュッフェ)
《Bouquet de tulipes (チューリップの花束)》
 第二次世界大戦後の具象絵画の代表するビュッフェによる本作は、独特の鋭い描線がとても力強く、黒線が花や背景の黄色が鮮やかに対比しています。本作以外にも、デビュー初期のモノクロームな画風のLot.139や、うってかわって時代をくだった1981年作のLot.140もそろいますので、時代ごとに変化するビュッフェ作品をお楽しみください。

 
Lot.182 谷文晁
《青緑山水図 (松渓歸路)》
 本作は、江戸南画の大成者・谷文晁が江戸幕府老中松平定信に仕えていた頃の制作で、当時行っていた北宋絵画の研究の一端を伝える貴重な作品です。古書画部門では、京都で活躍した青木木米や、森狙仙の《三猿図》、頼山陽の画賛が記されたLot.186《蝦夷人真景 頼 山陽賛》など、さまざまな文人・絵師の作品がそろいます。

 
 上記以外にも、絵画からは千住博のウォーターフォール(Lot.101)藤田嗣治、平山郁夫など、人気の高い作家作品が多数出品されます。
 またコンテンポラリーから草間彌生の版画、工芸部門では北大路魯山人や加守田章二、さらには印籠や根付といった古美術、ほかにも西洋工芸やジュエリーなどがそろいます。
 皆さまのご参加をお待ちしております。

オンラインカタログ

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第92回オークション
■ 開催日 ■
12月7日(日)12:00-

■ 下見会 ■
12月3日(水)~ 5日(金)10:00-18:00
12月6日(土)10:00-15:00

■ 会 場 ■
アイアート株式会社
東京都港区新橋5-14-10新橋 スクエアビル3F